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堂島法律事務所は2025年、創設60周年を迎えることができました。

1965年4月30日、ともに弁護士登録から5年目を迎えた木村保男、的場悠紀の両弁護士は、大阪市北区西天満の秋田ビルに「木村・的場合同法律事務所」を開設しました。

木村・的場は、事務所開設にあたり、

などを運営理念として掲げました。

60年前に掲げられたこれらの理念は今もなお当事務所の核であり続けています。
その後、木村・的場の司法修習同期の裁判官であった川村俊雄の事務所参画を機に、事務所名を「堂島法律事務所」と改めました。

秋田ビル

1970年代から1980年代にかけて、当事務所は「市民派の事務所」としての地位を確立していきました。この時期、当事務所の弁護士は、中小事業者や個人を依頼者とする事件を多数取り扱う傍ら、社会に大きな影響を及ぼした公害・環境訴訟に積極的に関与しました。
終結まで15年にわたった大阪空港騒音訴訟では弁護団長を務めた木村とともに、当事務所の弁護士たちが活躍しました。また、都市高速道路大阪泉北線の道路公害の調停などにも取り組みました。
川村は大阪弁護士会環境権研究会の座長を務め、精力的に論文を発表し、人権としての「環境権」の提唱に尽力しました。この時期に培われた環境法や公害問題に関する知見と姿勢は、その後の当事務所の大きな特色となりました。

法廷 川西地区守る会

1990年代、バブル崩壊後の不良債権処理などが大きな社会問題となり、次々と大型の倒産事案が発生しました。
当事務所の弁護士達は中井康之弁護士を筆頭に様々な大型倒産事案を経験し、裁判所の信頼を得ていきました。また、上場会社を含む企業のクライアントもますます増加し、企業法務を軸にした現在の当事務所の地盤が固まっていきました。

契約 天秤

45周年を迎えた2010年には、弁護士法人堂島法律事務所 東京事務所を開設し、大阪・東京の2拠点体制となりました。
東京事務所の開設により、大阪事務所の既存のクライアントとのお付き合いを全国に広げることができました。また、東京事務所での新しいクライアントとのご縁も数多くいただくことになりました。

大阪事務所 東京事務所

そして2025年4月30日、当事務所は創設60周年を迎えることができました。これはひとえに、当事務所を信頼し、依頼をくださったクライアントの皆様のおかげです。
当事務所は、倒産・企業再生、訴訟、会社法務といった当事務所が長年強みとしてきた法分野だけでなく、金融、国際法務、危機対応といった新しい法分野にも挑戦を続けてまいります。社会や経済の予測が難しくなった不確実性の時代にあるからこそ、当事務所は柔軟に、変化を恐れず進化し、クライアントの皆様の力になりたいと願っています。
我々堂島法律事務所は、創設の精神・理念を承継しながら、今後もクライアントの皆様に最適な法的サービスを提供できるよう務めてまいります。

堂島法律事務所
弁護士及びスタッフ一同

弁護士集合写真